ネットワーク
VXLAN IRB完全解説:Symmetric vs Asymmetricの違いと使い分け
TechLeague Editorial··4 分で読了
VXLAN IRB(Integrated Routing and Bridging)はleafスイッチがVNI間をルーティングする方式です。AsymmetricとSymmetricの2種類があり、選択を誤るとスケールしません。
IRBとは何か
- 各leafがanycast gatewayを保持:同じVLANで全VTEPに同一IP/MAC。
- ホストのデフォルトGWは常にローカル — 集約ルータへのヘアピンが発生しない。
- VNI間ルーティングは可能な限りingress leafで完結。
Asymmetric IRB(非対称)
- Ingress leaf:送信元VNIから直接宛先VNIへルーティング後、VXLANでブリッジ。
- Egress leaf:ブリッジのみ(ルックアップなし)。
- 問題点:全leafに全VNIの設定が必要 — ローカルホストがなくても。
- 小規模ファブリック以外では事実上スケールしない。
Symmetric IRB(対称)
- Ingress leaf:特殊なL3 VNI(VRFごとに1つ)へルーティング。
- Egress leaf:L3 VNIから宛先VNIへローカルでルーティング。
- 両方向で同じVNIを使うため「symmetric」。
- 利点:leafは実際にホストするVNIだけ持てばよい。大規模ファブリックでも動く。
なぜSymmetricが標準になったか
- leafあたりのMAC/ARPテーブルが小さくなる。
- L3 VNI = VRFマッピングでマルチテナンシーがクリーン。
- EVPN Type 5(IP Prefix)ルートの前提条件。
ベンダー別デフォルト
- Cisco NX-OS、Arista EOS、Juniper Junos、Aruba CX — すべてSymmetricがデフォルト。
- 本番でAsymmetricを見たら、レガシーか意図的な特殊ケース。
IRB設計判断を実戦で鍛えるなら TechLeague tournament。